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中古別荘にかかるリフォーム費用の相場とは?リフォームの注意点も紹介します!

日記
日常の喧騒から離れられる別荘での休暇は、日々のストレスを少しでも解消する為の非常に効果的な方法の1つです。
しかし、実際に購入するとなると、その購入費用だけでなく、経年劣化に伴うリフォーム費用も必要になります。
今回は中古別荘にかかるリフォーム費用について解説します。
 

□経年劣化を防ぐために!別荘のメンテナンスの重要性を解説します!

 
別荘が通常の住宅と最も大きく異なるポイントの1つが、その利用頻度です。
通常、文房具やスポーツ器具などほとんどのものは使用した回数や時間が重なるほど劣化していき、メンテナンスや交換が必要になります。
しかし、住宅の場合は人が利用する方が劣化スピードは遅くなります。
 
頻繁に使用されない別荘はほとんど換気されていない場合があり、これが劣化スピードを速めている原因となっている可能性があります。
換気扇や空気循環装置などで室内の空気が交換されないと、湿気や塵、ほこりなどが溜まります。
塵やほこりは汚れやしみの原因になりますし、湿気は建材の腐食の原因になるので、住宅の劣化が進んでいくのです。
 
水回りが使用されないことも、劣化スピードを速める原因となっています。
通常の住宅では日常的に水道を使用しているため、水道管の内部に汚れが蓄積されにくく、パッキンが乾燥することもありません。
しかし、別荘では水回りが長期間使用されないことが多いため、水道管内部には汚れが蓄積し、パッキンは乾燥して使えなくなってしまうという事態に陥ってしまいます。
 
日常的に使用しないことは、損傷や汚れの発生を感知できないことにもつながります。
小さな汚れや損傷でも、そのまま放置すると重大な欠陥の原因になったり、その修復にかかる費用も大きくなったりします。
 

□リフォーム費用の相場とは?中古別荘での実例をもとに紹介します!

 
別荘のリフォーム費用は、リフォームをする場所や程度によって大きく変動します。
しかし、その1例を知っておくことは、自分自身のリフォーム費用を見積もる上で非常に役に立つでしょう。
ここでは、昭和50年代に建築された約70平米の木造一戸建ての別荘のリフォーム事例を紹介します。
 
この別荘ではリフォーム箇所として、屋根、ウッドデッキ、外壁、キッチン、浴槽、トイレ、耐震補強設備の7項目が挙げられました。
最も費用が高かったのが屋根のリフォームで、127平方メートルの従来の屋根にガルバリウム鉄板を設置するために、100万円程必要になりました。
2番目に費用が高かったのが耐震補強設備で、耐震壁の新設や新しい耐震基準を満たすための種々の工事に合計50万円かかっています。
 
ウッドデッキや外壁のリフォームでは、その一部分をキシラデコール塗装することで高い防腐効果や防虫効果を木材に付与しており、費用はウッドデッキで20万円程度、外壁で10万円程度となっています。
キッチンと浴槽のリフォームは25万円程度かけて、給湯器交換工事や配管工事などを行っています。
トイレに関しては、シャワーの設置工事や配管工事に合計9万円程度かかりました。
 
上記の工事にかかった費用に加えて、既に終了していたリフォーム工事にかかった費用を合算すると、その金額は約300万円となりました。
しかし、これはあくまでも1例であり、日々のメンテナンスの実施頻度やその内容によっては、必要なリフォーム工事は異なり、必要な費用も変わってきます。
 

□別荘リフォームで後悔しないためには?事前に把握すべきポイントをご紹介!

 
別荘のリフォーム時に通常の住宅と同じようなリフォーム計画を立ててしまうと、リフォーム後に後悔してしまう可能性が高いです。
まずはその違いを把握し、失敗しないためのポイントを押さえましょう。
 
リフォーム内容自体が大幅に異なることは、別荘と普段使っている住宅との重要な相違点の1つです。
日常的に使用されない別荘では、日々のメンテナンスを怠りがちであるため、通常の住宅よりも大規模なリフォームが必要な場合があります。
 
また、別荘はその使用目的から断熱工事が行われておらず、断熱設備の新設が必要なことがあります。
断熱工事にかかる費用は200万円から300万円程度で、仮に実施した場合はリフォーム費用全体に大きな影響を及ぼします。
断熱工事を含めた様々なリフォームについて、本当に実施する必要があるのかを慎重に検討しましょう。
 
別荘のリフォームは大規模になりがちであり、通常の住宅とは異なる工事が必要なため、セルフ施工でリフォームを済ませようとするのは危険です。
住宅の安全性や機能性を適切に考慮したリフォームの計画・実施は、プロの知識や技術がなければ実現できません。
節約したいからといって、安直に素人判断で施工してしまわないように気をつけましょう。
 

□まとめ

 
別荘は日常的に利用されないことが多いため、定期的なメンテナンスが非常に重要です。
リフォームを検討するときも、自分や以前の所有者のメンテナンス頻度・内容を確認し、必要なメンテナンスをプロに依頼するようにしましょう。
木曽、松本市、塩尻市周辺で別荘リフォームをお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

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