天然素材、自然素材、人工素材の違いをご紹介します!
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「天然素材と自然素材の違いを知りたい」
木曽、松本市、塩尻市周辺で以上のような疑問をお持ちの方は必見です。
今回の記事では、これらの違いをご紹介します。
ぜひ最後まで読んでくださいね。
□天然素材と自然素材の違いとは?
まずは天然と自然、それぞれの定義から確認します。
「自然」とは、「人為的でないもの」という意味です。
一方で「天然」とは、「人工的でないもの」を指します。
どちらも人の手の加えられていないもの、という点では共通しています。
一方で、自然はありのままの「状態」であるのに対し、天然はありのままの「性質」を指すという違いがあります。
このように、天然と自然には語彙として違いがあります。
しかし、衣類や住宅の広告や紹介などで使われる「天然」と「自然」は、同一のものとして扱われる傾向にあります。
そのため、消費者側がどのような製品なのかを考える必要があります。
衣類を例として、天然素材を見てみましょう。
衣類の場合、植物性のコットン・リネン、動物性のカシミヤ・ウールは天然素材とされています。
対義語は、ナイロンやポリエステルといった化学繊維と考えられるでしょう。
最近では、住宅の素材においても天然素材や自然素材が注目されています。
「無垢材」は天然の木材を指す言葉ですが、最近人気になってきています。
□人工素材とは何か?
人工素材とは、名前通り人の手によって作られた素材です。
自然界に存在している天然素材や自然素材とは、定義上対極のものです。
住宅の素材で言えば、コンクリートやプラスチック、合板などはすべて人工素材です。
人工素材はある程度の期間変形しないものも多く、そのためにさまざまなところで利用されています。
たとえば住宅や衣類、家具などに使用されています。
近年では木材を加工した人工木、石油でできたグラスウールなどが普及してきています。
このように、人工素材は非常に種類が豊富です。
そのため、特徴にもかなりの幅があります。
たとえば人工木のような自然素材に比較的近いもの、ほとんど自然素材と言えるようなもの、化学物質がかなり含まれているものなどが挙げられます。
そのため、住宅の素材として使用する際には、どのような人工素材かしっかり把握しておくことが大切です。
人工素材の中には、人間の体調に悪影響を及ぼすものさえ存在します。
なにより健康被害を生んでしまうような素材を避けて、適宜、人工素材を取り入れることが大切です。
□自然素材と人工素材の違いとは?
*構造における違い
住宅の構造部分に使用される素材は、人工素材であれば木材、人工素材であれば鉄筋コンクリートであることがほとんどです。
そして、これら素材は強度もコンクリートも異なり、それゆえ工法も大きく異なっています。
木材の場合、以下のような工法が代表的です。
・木を組み合わせる「在来工法」
・木のパネルやフレームを組み立てる「木質パネル工法」
・箱型に建てる「2×4工法」
木材のメリットとしては、湿気を吸ったり排出したりする「調質作用」があります。
そのため、木材を使用した住宅は湿度が低くなりやすく、住み心地がよくなりやすいです。
一方で虫害に合いやすいというデメリットも存在します。
鉄筋コンクリートの構造としては、以下の2種類が代表的です。
・コンクリートを土台として鉄筋の柱と梁を入れる「ラーメン構造」
・コンクリートの板を組み合わせる「壁式構造」
鉄筋コンクリートのメリットは、防音性能や耐火性能が高いことです。
一方で、そもそも木材でできた建築も、現代では技術進歩によりあまり燃えなくなっていますし、熱伝導性が高い素材であるため、室温が高くなりやすいというデメリットもあります。
*耐久性における違い
耐久性に関しては、実はあまり差はありません。
自然素材の中でも無垢材や珪藻土、漆喰などは耐火性が高いです。
そのため、地震など災害があっても大きな被害になることはあまりないとされています。
また、木材は伸び縮みする素材です。
そのため、地震時の揺れを小さくすることができ、倒壊のリスクを下げられます。
ただし、工法や接合方法で耐久性が大幅に下がることもあるので、当社のように実績のある会社に依頼するようにしましょう。
鉄筋コンクリートで作られたラーメン構造の住宅も、非常に壊れにくいです。
これは、コンクリートは圧縮に強く、鉄は伸縮に強い素材であるためです。
他の人工素材で言えば、人工木やグラスウールなどは長い期間に耐えうる素材です。
腐ったりひび割れたりといった劣化も発生しにくく、耐久性が高い素材の代表でしょう。
*健康面
健康面では、自然素材に軍配が上がります。
人工素材の中には、その化学物質により健康被害を及ぼすものもあります。
□まとめ
今回の記事では、天然素材・自然素材・人工素材の違いをご紹介しました。
それぞれの建材のメリット・デメリットを的確に把握しておきましょう。
当社では木の家の建築をしているので、興味がある方はお気軽にご相談ください。