住むほどに味わいが増す無垢材の床は、多くの人に愛されています。
その自然な風合いや温もりは、空間に心地よい安らぎをもたらしてくれます。
一方で、無垢材ならではの柔らかさから、日常使いで傷がついてしまうことも。
しかし、素材の特性を理解し、ちょっとした工夫を凝らすことで、気になる傷をきれいに整えることができます。
ここでは、無垢床の傷を補修する具体的な方法と、その際に知っておきたい注意点についてご紹介します。
無垢床の傷を補修する方法
深い傷へこみは水分と熱で膨張させる
無垢フローリングは柔らかいため、家具の重みなどで深い傷やへこみができてしまうことがあります。
この場合、無垢材が水分を吸収すると膨張するという性質を利用して補修します。
まず、傷やへこみの周辺を目の細かいサンドペーパーで軽く削り、木材が水分を吸収しやすくします。
次に、傷とその周りを覆うくらいの水をかけ、30分ほど置きます。
その後、水を拭き取った傷の上に濡れタオルを置き、タオルの上から熱したアイロンをあてて木材を膨張させます。
一度で傷が直らない場合は、この「水をかける〜濡れタオル〜アイロン」の工程を繰り返します。
傷やへこみが補修できたら、表面を軽くサンドペーパーで整え、ワックスなどで仕上げて周囲となじませます。
浅い傷はサンドペーパーで削る
椅子を引いた跡や、軽い衝撃でできた表面の浅い傷には、目の細かいサンドペーパーで表面を優しく削る方法が効果的です。
木目に沿って丁寧に削ることで、傷を目立たなくします。
市販のフローリング用補修クレヨンなどを使うこともできます。
補修後は、ワックスなどで仕上げて周囲の床材となじませましょう。
ペットの爪傷はオイルワックスで馴染ませる
ペットを飼っているご家庭では、無垢フローリングにペットの爪による傷がつくこともあります。
このような傷には、普段から床のお手入れに使っている、無垢材に塗装されているものと同じメーカーのオイルやワックスを塗布すると、傷が目立たなくなります。
傷を隠そうとするのではなく、周囲の木目と馴染ませるように仕上げるのがポイントです。
無垢床の傷の補修で注意すべきこと
塗装の種類で補修方法が変わる場合がある
ここで紹介した水分と熱を使う補修方法は、主にオイル仕上げの無垢フローリングに適しています。
ウレタン塗装やUVカット塗装など、特殊な塗装が施されているフローリングや、化粧材を貼り合わせた複合フローリングの場合、アイロンの熱によって塗装が変色したり、剥がれてしまったりする可能性があります。
補修を行う前に、ご自宅の床の塗装の種類を確認することが重要です。
広範囲深い傷は専門業者に相談する
自分で補修できる傷もありますが、傷が広範囲に及んでいたり、非常に深かったりする場合は、自分での補修が難しいことがあります。
また、ご自宅の無垢床の種類や塗装について不明な点がある場合や、自分で補修することに不安を感じる場合は、無理をせず専門の業者に相談することをおすすめします。
プロの技術で、床の状態を適切に診断し、きれいに直してもらうことができます。
まとめ
無垢床の傷は、水分を吸収して膨張する素材の性質や、表面を削る、オイルワックスで馴染ませるといった方法で補修が可能です。
深い傷には水分と熱の応用、浅い傷にはサンドペーパー、ペットの爪傷にはオイルワックスが有効です。
ただし、塗装の種類によっては熱を加える補修が適さない場合や、傷が広範囲に及ぶ場合は自分での補修が難しいこともあります。
ご自宅の床の状態を確認し、無理だと感じたら専門業者に相談することも大切です。
適切なお手入れで、無垢床との暮らしをより長く楽しんでいきましょう。
木曽、松本市・塩尻市周辺で「注文住宅」をご検討の方は、お気軽にご相談下さい。