注文住宅でベストな玄関の広さは？考えるべきポイントもご紹介！
｜日記
注文住宅を検討する際、玄関の広さは家の顔としての印象を大きく左右します。
玄関は家族や訪問者を迎え入れる場所であり、その広さやデザインは住まいの快適性に直結します。
しかし、どのくらいの広さが最適なのか、どのように設計すべきかは、一概には言えません。
この記事では、注文住宅で後悔しない玄関のベストな広さと、設計上の重要ポイント、さらに玄関収納のタイプの決め方についてご紹介します。
□注文住宅でベストな玄関の広さ
＊玄関の標準的な広さ
注文住宅における玄関の広さは、一般的に1.5坪（約4.96平方メートル）から2坪が標準とされています。
1.5坪は畳3枚分に相当し、この広さがあれば基本的な機能は十分に果たせます。
間口は最低でも1.35mは必要で、これ以下だと狭さを感じるケースが多いです。
また、奥行きは最低1.2mは欲しいところです。
これにより、靴や上着の着脱がスムーズに行えるようになります。
＊実際の家を参考にする
玄関の広さを決める際は、モデルハウスだけでなく、実際の家を参考にすることが重要です。
モデルハウスは多人数が来ることを想定して広めに作られていることが多いため、実際の生活に即したサイズ感を把握するためには、実家や友人の家の玄関を測ってみると良いでしょう。
＊人の出入りが多い家庭の場合
お客様が頻繁に訪れる家庭や、家族が多い場合は、2坪程度の広さが望ましいです。
間口を1.35m以上確保できれば、複数人で同時に靴の着脱が可能になります。
また、広いスペースが確保できる場合は、玄関の正面にお客様用の通路と、家族専用の通路を設けることで、プライバシーを守りつつ、機能性を高められます。
□玄関を設計する上で考えるべきポイント
1:収納の重要性
玄関の印象を左右する重要な要素の1つが収納です。
すっきりとした玄関を実現するためには、下駄箱の大きさを家族の靴の数に合わせて選ぶことをおすすめします。
特に、成長する子どもがいる家庭では、将来的に大人と同じサイズの靴を履くことを考慮し、余裕を持った収納計画が必要です。
2:デザインの統一感
玄関は家の「顔」とも言えるため、デザインにもこだわりたいところです。
靴が多く、色々な色が入りがちな玄関では、床、壁、建具、玄関ホールなどを統一感を持たせてシンプルに仕上げることが重要です。
また、汚れが目立ちにくく、掃除がしやすい素材を選ぶことで、清潔感を保てます。
3:ドアの選択
玄関のドアは、内側から見たデザインと外観とのバランスを考慮して選ぶ必要があります。
開き方や遮熱性、セキュリティなどの機能面も重要です。
また、明るさを確保するためにスリット入りのドアを選ぶ場合は、防犯面での懸念も考慮する必要があります。
4:室内への動線
玄関からの室内への動線も重要な設計ポイントです。
例えば、帰宅後すぐに手を洗いたい場合は、洗面所に近い間取りが望ましいです。
来客時に家の内部をあまり見られたくない場合は、玄関からリビングへの最短動線を考慮すると良いでしょう。
また、玄関、シューズクローク、ホールという順番で家族専用の別動線を設けることで、玄関を常に整理整頓しやすくなります。
□玄関収納のタイプの決め方
1:収納のタイプ選択
玄関収納のタイプは大きく分けて、家具や造作のシューズボックスと、人が中に入れるシューズクロークがあります。
靴や傘だけでなく、ベビーカーや三輪車、ガーデニング用品なども収納したい場合は、広めのシューズクロークが適しています。
家族の人数や収納したい物の量に応じて、収納タイプを選ぶことが重要です。
2:シューズクロークの広さ
シューズクロークを設ける場合、スペースの広さは重要な要素です。
ウィークイン型なら2畳、ウォークスルー型なら3畳程度が望ましいです。
ウォークスルー型では、通路のために壁面を二面使うため、十分な収納スペースを確保するためには、より広いスペースが必要になります。
3:収納内部の設計
収納内部の設計も重要です。
靴を置く棚板の奥行きは約30cmが目安で、扉付きのシューズボックスを設ける場合は、扉や背板の厚みを含めて40cm程度が必要になります。
また、来客用スリッパの出し入れを考慮して、ホール側からも開閉や取り出しができるように計画することが便利です。
4:湿気と臭いの対策
玄関収納は靴や傘などを収納するため、湿気や臭いの対策が不可欠です。
扉付きのシューズボックスでは、底板を設置せずに通気させる方法や、横側に通気口を設ける方法が有効です。
シューズクロークの場合は、換気用の窓や換気扇の設置が推奨されます。
湿度センサー付きの換気扇を使用すると、湿気や臭いの問題を効果的に解決できますよ。
□まとめ
注文住宅における玄関の設計は、家の印象を大きく左右する重要な要素です。
適切な広さの選定、機能的かつ美しいデザインの実現、効率的な収納の計画、そして湿気や臭い対策の実施は、快適な住まい作りに欠かせません。
この記事を参考に、自分たちのライフスタイルに合った最適な玄関を設計し、理想の家づくりを実現しましょう。
木曽、松本市、塩尻市周辺で注文住宅をお考えの方は、ぜひ当社までお気軽にご連絡ください。
